Yahoo!を対象としたSEO対策の世界において、トップページダウンペナルティー(TDP)というような話があります。
トップページが検索結果の圏外に飛ばされる事象の中でも特にトップページのみが順位の圏外に飛ばされる事象を指す場合が多いようです。
さらに、siteコマンドでサイトのインデックスされているページのリストを表示したときに、トップページがサブページよりも下の順位にあるときにそのような言われ方をする場合が多いです。
これは、確かに存在する事象ではあります。
ですので、事象自体は事実ではあります。
しかし、これをYST(ヤフーで現在採用されているサーチエンジン)のペナルティー機構であるという判断は誤っていると思います。
はっきりいってSEO業界の「都市伝説」です。
この事象をリカバリする方法は明確なんです。
ですが、ネットで探しても正しい対処法はどこにも出てきません。
この広い世の中で「私だけが知っている」と思うほどうぬぼれてはいないので、皆公開していないのだろうと思っています。
しかし、通称TDPの事象にあるサイトのリカバリーの軌跡を載せているページなどをたまに見かけますが、はっきり言って笑ってしまいます。(でも、そのTDPリカバリーで高額のお金を取って商売をしようとしてるんですよね)
例えば、TDPのリカバリーと称して下記のようなことを行っています。
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まずは、以下を実施。
・内部対策(Html)の見直しを行う
⇒ まあ、これはいいでしょう。
・スパム的な被リンクを外す
⇒ 自分で外せるリンクなんて全部スパムでしょ・・・
これらををやっても検索順位が回復しないのでついに、
・スパム的なサイトへの発リンクを外す
⇒ すごいです・・・ こけそうになりました。
これでようやく1ケ月後にリカバリー!
Yahoo!のペナルティーロジックの高度化はすさまじい・・・
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少なくとも、このような対策ではリカバリーなんてできません。
あともちろん、何もページをいじらずにしばらくは静観する、というのも世の中にはよく出回っている話ですが、全く的外れ。何もしなくても結果的に回復する場合があると言うだけのことです。
何にもしなければ、いつまでもリカバリ出来ないことはごく普通にあります。
というか、その方が圧倒的に多いです。
お断りしておきますが、以下の話はもちろん想像です。(私はYSTのエンジニアではありませんから)
しかし、まず間違ってはいないと思っています。そのつもりで読んでください。
なぜ、私にそんなことが言えるのか、正しく事象を観察し、かつ、私がソフトウエアエンジニア上がりだからでしょう。
まあ、それは、おいておいて・・・
これらの対策は全て「TDPと呼ばれる現象はYahoo!のペナルティーである」という認識のもとに立っています。ですから、こんなことをやっても対策にはなりません。なぜならペナルティーではありませんから。
また、単なるYSTのバグであるという説も世間に流布しています。
これは、半分はは当たっていますが、半分は大外れです。
なぜ、半分かというと、このTDPと呼ばれる事象は、全く異質の2種類の原因があるからです。
その内の1つはまあ、バグなんだろうと思います。そして、もう一つはバグでもなんでもありません。
そして、こちらの方が圧倒的に発生頻度は高いです。
ごめんなさい・・・。
でもネット上でこの方法を公開するつもりはありません。
うぬぼれてはいないと言いましたが、もしかしたら皆本当に気が付いてないのかもしれませんし、何より私もSEO業者の端くれですし、この程度のことでも武器になるなら武器にします。
でもそれじゃ、せっかく読んでくれた人に対してあんまりにもあれなんで、ヒントだけ。
ヒントは以下の3点です。
・クローラがそのページを訪れる基準
・キャッシュの更新
・検索エンジンの内部構造
これで解る人は、結局、少し正しく観察すれば独力でも解る人。
だから、まあ、いいでしょ!